続きが気になる
「続きが気になる」
ジムの訃報は知ったナナは、取り乱して花嫁衣装のまま泣きながら教会を飛び出してしまう。実は、ナナは、リリの手術費用を得るためにそ、の大富豪の御曹司アダムス氏と偽りの結婚をしようとしていたのだが、ジムが戦死してしまったという衝撃のあまり、我を忘れて教会を飛び出してしまうのだった。
ウエディングドレスのまま、泣きながら通りを駆け抜けるナナの姿が印象的だった。
物語は、ベトナムの捕虜収容所の兵士とその上官の会話のところで、後編につづく。となっていた。
「これは今度新しく入った捕虜の持ち物だと思うのですが」
とカメオのようなペンダントを見せる。
カメオの中には、ナナの写真が入っていた。で、私は、その漫画のふきだしの上官のセリフまでしっかり覚えている。
「大切な誰かなのだろう。返してやれ」
その続きが読みたくて読みたくて、どうしようもない当時の私だった。
でもその続きは、どこを探してもなかった。
それでも
その続きが読みたくて読みたくて
かといって、たかだか小学1、2年生だった私によい知恵も浮かばず、ずーーとずーーと
続きが読みたいと切望したまま、中学生になり、高校生になり、大学生になり、OLになってしまったのだった。