ナナとリリ
「ナナとリリ」
どちらかというと、記憶力は、よい方なのかもしれない。度忘れや物忘れが激しいくせに、ちょっと矛盾するかもしれないが、
しょーもないこととか、どうでもいいようなことを、鮮明に覚えているようなのである。
「ナナとりリ」のことも
なぜか昨夜寝つかれない間に、思い出してしまった。
小学校の1年か2年の時に、従妹の家で読んだ、里中満智子さんの漫画のことなのだ。
ナナとりリという双子の姉妹の恋愛模様を描いた話だった。
幼い頃にわけあって、離れ離れになったふたりは、ある日公園で再会するのだ。
リリは、その公園で、「鳩のエサ」を売っていた。頭にスカーフを巻いていたということまで覚えている。
ナナは、美大生で、ジムという同じく美大生のケンカ友達がいた。
ナナはルノアールのような絵描きになりたいと思っていた。
ジムは、ナナのことが好きなのだが、会うたびにナナとケンカしてしまい、なかなか自分の本心を打ち明けられずにいた。
ナナとリリは
思わぬ再会に二人は抱き合って喜ぶ。
などという場面まで、なぜかはっきり覚えている。
続く